2025-05-31
空き家が古くて買い手が付かない、また手っ取り早く売却したいという場合は、不動産会社による「買取」がおすすめです。
買取は、早く売却できるだけでなく、解体せずそのままで売却できるケースも多いなど多くのメリットが得られます。
そこで、空き家買取のメリットとデメリット、また買取の流れについて解説します。
高知市、南国市、香南市、香美市、土佐市で空き家を所有しており、かつ売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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空き家を売却する方法には、大きく「仲介」と「買取」の2つに分けられます。
一般的に空き家を含む不動産を売却するときは、不動産会社に仲介を依頼し売却活動によって買主を探します。
しかし、空き家は劣化が進みやすく、古いとすぐには買い手が見つからないケースも少なくありません。
そこで、空き家の所有に困っている場合は、「買取」を検討するのも1つの方法です。
買取とは、不動産会社が直接物件を買い取る方法を指します。
ここでは、買取のメリットを解説します。
不動産買取の最大のメリットといえるのが、早く売却できることです。
買取は、前述したように不動産会社に直接売却するため、買主を探す時間が不要です。
そのため、早くて1週間程度、遅くても1か月以内には売却を終えることできます。
一方で、仲介の場合は、売却期間が3~6か月程度かかることが多いですが、空き家の状態によってはさらに期間を要することがあります。
このように、買取は時間をかけずにすぐに売却できる点が大きなメリットといえるでしょう。
買取であれば、空き家を取り壊さずに売却することも可能です。
古い空き家の場合、倒壊のリスクなどが懸念されることから取り壊ししないと買主が見つからない可能性が高くなります。
また、取り壊ししない場合でも、解体費用を値引きする必要が出てきます。
一方で、買取では、不動産会社が買い取ったあとに取り壊すことも可能です。
したがって、古い空き家でもそのままの状態で売却できることは、解体費用の負担がないため大きなメリットといえるでしょう。
買取であれば、空き家に残された家具をそのまま残した状態でも引き取りが可能なケースもあります。
仲介での売却では、引き渡しまでにすべての家具や荷物を処分しておかなければなりません。
また、その際は、処分費用や移動させるのにも時間がかかります。
一方で、買取業者によっては家具をそのまま引き取るサービスをおこなっていることもあります。
もちろん、すべての買取業者が家具を引き取るわけではありませんが、自分で処理をすることが面倒な場合はご相談ください。
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一方で、空き家を買取で売却することには、デメリットもあります。
ここでは、買取のデメリットを解説します。
買取のデメリットは、売却時の価格が安くなることです。
一般的には、買取の場合の相場は市場価格の5~8割程度とされています。
仲介は市場価格に近い金額で売却できるため、売却価格を比較すると大幅に安く売ることになるでしょう。
たとえば、空き家の市場価値が2,000万円だった場合、仲介では2,000万円に近い金額で売れるところを、買取だと1,000〜1,600万円程度で売ることになります。
したがって、空き家を高く売却したい場合には、買取は不向きといえるでしょう。
空き家を買取で売却しようとしても、すべての物件が買取できるわけではありません。
一般的には、土地価格が高い場合、もしくは解体費用よりも土地価格が高い場合に買取することが可能です。
逆にいえば、土地価格が著しく低く、かつ解体も必要なケースは買取が難しいといえるでしょう。
不動産会社は、買い取った物件に何らかの付加価値を付けて転売します。
そのため、利益が出ないような物件は買取が難しくなります。
このように、買取でも利用できるケースとできないケースがある点を理解しておきましょう。
買取は、すべての不動産会社がおこなっているわけではありません。
不動産会社のなかには、そもそも買取をおこなっていないところもあります。
そのため、買取に対応している不動産会社や買取業者を探す手間がかかる点に注意が必要です。
また、買取はおこなっていても、対応できないエリアもあります。
このように、買取は仲介と比べると対応していない会社も多いことがデメリットといえます。
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最後に、空き家を買取で売却する際の流れを解説します。
空き家を売却する際は、提出する必要書類も多いため、あらかじめどのような書類が必要なのか、流れとともに把握しておきましょう。
空き家を買取で売却するためには、まずはどのくらいの価値で売却できるのか査定依頼をおこないます。
査定には、周辺の相場や不動産情報から査定金額を算出する「机上査定」と、実際に現地に出向き空き家の様子を確認して査定する「訪問査定」があります。
空き家の売却を決めている場合は、詳細に査定する訪問査定を依頼しましょう。
訪問査定の結果が出るまでの日数は、3~7日程度です。
査定金額が出たら、不動産会社と条件などを打ち合わせしていきます。
その際は、買取金額だけでなく、売買に向けた必要書類などもご説明します。
買取金額に両者が合意したら、契約内容を契約書にまとめ売買契約を締結します。
その際は、登記済権利証(登記識別情報通知)、境界確認書、固定資産税納付通知書、印鑑証明書、住民票、実印、身分証明書などが必要です。
決済当日は、買取金額を全額受け取ります。
受取方法は、現金決済または口座振込です。
決済が済むと、不動産会社に空き家を引き渡す手続きをおこないます。
担当の司法書士が所有権移転登記をおこない、空き家の名義を売主から不動産会社へ変更します。
ここまでで、長くても1か月程度で売却を完了させることができるでしょう。
なお、空き家を売却し利益が生じた場合は、翌年に確定申告が必要になります。
これは、普段確定申告が不要な会社員の方も必要になるため注意しましょう。
確定申告は、翌年の2月16日から3月15日のあいだに、売主の住民票がある地域を管轄する税務署にておこないます。
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空き家買取は、早く売却できるメリットがある一方で、売却価格が安くなる点がデメリットといえます。
しかし、買取であれば仲介よりも短期間で売却できるため、すぐに手放したい場合や現金化を急いでいる場合には向いているといえるでしょう。
買取時は必要書類も多いため、あらかじめどのような流れのなかで準備しておくべきか全体の流れを把握しておくとスムーズです。
高知市の不動産売却なら有限会社パークホームへ。
売却のみならず、買取もおこなっております。
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