不動産売却における即時買取とは？メリット・デメリットを解説

不動産買取のなかにも「即時買取」と「買取保証」の2つの方法があるのをご存じでしょうか。
どちらにもメリット・デメリットがあり、売主の状況によって適した方法は変わってきます。
本記事では、即時買取に焦点を当てて、メリット・デメリットや向いている方の特徴を解説します。
高知市、南国市、香南市、香美市、土佐市で不動産売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

不動産売却における即時買取とはなにか？

不動産の売却方法には、一般的な仲介による売却のほかに「即時買取」の方法があります。
即時買取はその名のとおり、買主となる不動産会社が売主から物件をすぐに買い取る仕組みのことを指します。
仲介での売却のように買い手を探すための広告活動や内覧対応をおこなう必要がないため「売却の期間を短くしたい」「確実に売却できる方法を選びたい」と思う方にとって、大きなメリットがある方法です。

即時買取の売却期間

「即時」とはどのくらいの早さで売却が完了するのか、気になる方も多いでしょう。
一般的には、即時買取だと売却完了まで1週間から1か月ほどかかります。
不動産会社によっては最短3営業日から1週間ほどで対応する場合もあります。
また、できるだけ早く手続きを終えたい方に対応するため、訪問査定を1回だけで済ませるケースが多いのも特徴です。
一方、不動産会社の仲介で一般の買主を探して売却する場合は、買主が見つかるまでに時間がかかることが多く、平均的な売却期間は3～6か月ほどと長めです。
できるだけ早く手続きを終えたい方にとっては、即時買取が向いているでしょう。

買取保証との違いとは

買取保証とは、まず不動産会社に仲介を依頼して買主を探し、一定期間内に買主が見つからなければ不動産会社がその不動産を買い取る仕組みです。
売却活動をおこなう期間や、いざ買取となった際の買取価格は、最初の契約で取り決めます。
仲介期間中に買主が決まれば、市場の相場に近い価格で売却できるのがメリットです。
たとえ買主が見つからなくても、最終的には不動産会社が買い取るため、安心感があります。
つまり「仲介」と「買取」の両方の特徴をあわせ持った方法といえるでしょう。
ただし、仲介期間中に買主が見つかった場合は、不動産会社に対して「仲介手数料」が必要になります。

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不動産売却における即時買取のメリット・デメリットとは？

不動産を売却する方法として、仲介による売却にくわえて「即時買取」を検討される方が増えています。
即時買取のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

即時買取のメリットとは？

即時買取の最大のメリットは、売却までのスピードが速い点です。
即時買取では、買い手探しのための広告活動や多数の内覧対応が不要となります。
そのため、短期間で契約を締結できる可能性が高く、早めに資金を確保したい方や、転勤・相続など時間的に余裕のない状況の方にとっては大きな魅力です。
また、仲介手数料が不要になる点も魅力的です。
一般的に、不動産の仲介による売却では成約価格に応じて仲介手数料が発生します。
しかし、即時買取の場合は、不動産会社が直接買主となるため、仲介手数料がかからず、諸費用を抑えられる可能性があります。
売却活動にともなうストレスが少ない点もメリットです。
仲介による売却では、内覧準備やスケジュール調整、値下げ交渉など、さまざまな手間や精神的負担がつきまといます。
一方、即時買取では不動産会社への査定依頼と契約手続きが中心となるため、売主にとっては余計な負担がかかりにくいのがメリットです。

即時買取のデメリットとは？

即時買取は、売却価格が相場より安くなる可能性がある点がデメリットです。
即時買取では、不動産会社が買い取った物件を再販売する際にリフォーム費や人件費、リスクなどを考慮します。
そのため、仲介による売却で得られる価格と比べて、どうしても相場より低めに設定される傾向があります。
とくに築年数が古い物件や立地条件が良くない物件の場合は、さらに価格が下がる可能性が高いです。
最初から買取前提で進める場合は、事前にある程度の価格ダウンを覚悟しておく必要があります。
買取を断られる場合もある点にも注意が必要です。
すべての物件が即時買取に対応できるわけではありません。
大幅な修繕が必要な物件や、流通性が低いと判断される物件の場合、買い取っても再販売の見込みが薄いとされて買取不可となるケースもあります。
即時買取の魅力はスピードや手間の少なさですが、その一方で「売却益を最大化したい」「少しでも相場に近い価格で売りたい」という方には、仲介による売却のほうが向いている可能性があります。
転勤などで早急に資金化したい場合は即時買取が便利ですが、売却に時間的余裕があるなら、仲介による売却も含めて総合的に判断したほうが得策です。

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不動産売却における即時買取に向いている方の特徴とは？

では、どのような方に即時買取が向いているのでしょうか。
即時買取の売却方法が向いている方の特徴を解説します。

とにかく早い売却スピードを重視する方

即時買取は、売却までのスピードを最優先したい方にとくに適した方法です。
仲介による売却の場合、広告や内覧、買付申込みから契約締結に至るまで数か月かかることも珍しくありません。
一方で、即時買取は、不動産会社が直接買い取るため、最短で数日～数週間ほどで売却を完了できるケースがあります。
たとえば、転居先がすでに決まっており、早めに現金化して引っ越し資金や新居購入資金を確保したい場合には大きなメリットとなるでしょう。
また、転勤などで売却を急ぎたい方にとっても、即時買取のスピードは大きな魅力です。
新たな勤務地が遠方の場合、仲介による売却のように頻繁に内覧対応や契約手続きで現地へ戻るのは大きな負担になります。
早期売却による精神的負担の軽減の点でも、即時買取は有効な選択肢です。

転職や急なライフイベントで資金が必要な方

たとえば転職が決まり、収入形態に変化が生じるときは、生活費や引っ越し費用など、まとまったお金が必要になる場合があります。
転職先が遠方だと住環境も変わるため、売却を先延ばしにするより早めに資金を確保しておくほうが安心です。
その際に、即時買取を利用すれば、仲介による売却のように長期間にわたって買主を探すプロセスが省略されるので、資金化までのスピードを重視する方には大きなメリットでしょう。
また、親の介護や子どもの教育資金など、急なライフイベントが重なって売却を検討する場合にも、即時買取なら短期間で契約を結びやすいという利点があります。
とくに、先の見えない状況で不動産を持ち続けることに不安を感じるときは、早めに処分すると、余計な維持費や管理費を抑えられるのも魅力の1つです。

離婚などで財産整理を急ぎたい方

夫婦間の財産分与や住居の整理をともなう離婚の場合も、即時買取が向いているケースがあります。
離婚には多くのエネルギーと時間がかかるため、少しでもスムーズに財産を清算し、新たなスタートを切りたいと考える方は少なくありません。
仲介による売却ですと売却期間が長引くほど、当事者双方の負担やストレスも増大しがちです。
しかし、即時買取であれば短期間で売却が成立し、離婚時の財産分与を早めに明確にできる点がメリットでしょう。

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まとめ

即時買取とは、買主となる不動産会社が売主から物件をすぐに買い取る仕組みのことです。
スピーディに売却できるメリットがある一方で、相場よりも低い価格での売却になる可能性がある点がデメリットです。
スピード重視の方や転職にともなって早く売却したい方、離婚をきっかけに売却する方に向いている売却方法になります。
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