2023-01-30
住宅用太陽光発電システムの設置には100万円以上のお金がかかるといわれています。
設置にこれだけの費用がかかったのだから、売却時には高く売りたいと考える方が多くいるでしょう。
では、実際に太陽光発電のある家は高く売れるのでしょうか。
今回は、太陽光発電のある家は高く売れるのかどうか、売却方法や高く売るコツについて解説します。
太陽光発電のある家では、自家発電した電力を家庭内で利用できるほか、余った電力を電力会社へ売ることができます。
毎月の電気代を節約できるうえ、売電収入を得られるという魅力的なシステムですが、太陽光発電のある家はその分高く売却できるのでしょうか。
太陽光発電の設置から10年未満の場合、家の査定額がプラスとなる可能性があります。
理由は2つ、余剰電力の「固定価格買取制度(FIT)」の適用期間が10年間であることと、メーカーにの保証期間が10~15年であることです。
FITの期間終了後も売電することは可能です。
また、家庭用蓄電池があれば、自家発電した電力を蓄電し、災害による停電時や夜間でも電気を利用できるため売れやすい傾向にあります。
太陽光発電のある家には、どのような売却方法があるのでしょうか。
1つ目はそのまま売却する方法です。
太陽光発電をそのまま売却する方法はもっともシンプルな方法ですが、太陽光発電設備の名義変更手続きが必要です。
また、国や自治体化からの補助金を使用して設置した場合には、売却に伴う手続きがある可能性もあるため注意しましょう。
2つ目は、太陽光発電を新居へ移設する方法です。
屋根と一体化のタイプでなければ新居への移設も可能です。
ただし、移設費用が100万円以上かかるケースがあり、メーカー保証の対象外となるため、おすすめはできません。
最後に、設備を解体してから売却する方法です。
設置してから長い年月が経っている場合には、家の売却に際し設備の解体も検討する必要があります。
ただし、解体が有効かどうかは購入希望者の意向にもよるため、ひとりで判断せず、慎重に検討することが大切です。
売却前に知っておきたいコツを2つご紹介します。
毎年の売電実績による収入にくわえ、必要経費として定期点検費・保険料などの支出を購入希望者へ掲示すると良いでしょう。
また、メンテナンスや修理履歴を残しておくと、好印象を与えることができます。
発電した電力を蓄えられる蓄電池が太陽光発電とセットで設置された家は需要が高く、蓄電池のない場合に比べ高く売れる可能性があります。
ただし、蓄電池は80~160万円と高額なため、家の売却のために設置することは難しいでしょう。
太陽光発電のある家を高く売却するには、設置後10年以内に売ると良いでしょう。
たとえ10年以上経っていても、自然災害の多発する昨今、太陽光発電のある家の需要は高いといえます。
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