2023-01-13
不動産会社が取り扱いに積極的でない空き家でも安心のシステムが、空き家バンクです。
空き家バンクへの登録で空き家の情報を広げられるため、スムーズに売却できるかもしれません。
この記事では、空き家バンクとは何かについて、メリット・デメリットや売却の流れもあわせて解説します。
空き家バンクとは、空き家の売主と買主を結びつけるための空き家の情報提供システムです。
地方自治体や特定非営利活動法人によって運営されています。
売主が空き家バンクに登録して、運営者のHPに空き家の情報を掲載することで、空き家の購入希望者を募る仕組みです。
空き家バンクができた背景には、増加する空き家を減らして有効活用を促すことがあります。
不動産会社によっては空き家の取り扱いに積極的ではなく、情報が広まらないために空き家が売却できないケースもありました。
空き家バンクにより情報が広がれば、空き家が売却できる可能性が上がり、地域の活性化も期待できます。
空き家バンクを利用するメリットは、空き家の情報の間口を広げられることです。
不動産会社が取り扱わない空き家でも、一定の条件を満たせば登録できるため、購入希望者の目に留まりやすくなります。
また、地域によっては補助金制度があり、買主がリフォーム費用を負担せずに済むのもメリットだといえます。
一方、デメリットは交渉や契約手続きでトラブルが発生することです。
これは、不動産会社が介入しない場合は、交渉や契約手続きをご自身でおこなうことが大きな理由です。
また、内覧の準備や案内もご自身でおこなうため、日程調整が必要な点もデメリットだといえます。
空き家バンクへの登録には、建築基準法に違反していないなどの一定の条件を満たさないといけません。
条件を満たす場合は、地方自治体などの運営者に申込書、登記事項証明書などの書類を提出します。
そして、スタッフの調査で問題がなければ、晴れて空き家が登録されて情報が掲載されます。
その後、購入希望者がいる場合は、内覧、価格交渉に入りますが、これはご自身でおこなうため、事前準備が必要です。
交渉を経て両者が合意すれば、最後に契約手続きと引き渡しをおこなう、といった流れです。
空き家バンクは、情報の掲載はおこないますが、売却を全面的にサポートするわけではない点に注意しましょう。
空き家バンクの登録により情報が広がるため、空き家のスムーズな売却が期待できます。
しかし、内覧や交渉はご自身でおこなうため、その準備も必要な点に注意しましょう。
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