2022-11-20
空き家を売りたい方にとっては、現状のまま売ったほうが良いのか、更地にして売ったほうが良いのか、大きな悩みどころではないでしょうか。
今回は、空き家を売却する方法について、それぞれのメリットを解説していきます。
また、売却時にかかってくる費用や税金などについても、一緒にご説明いたします。
空き家を現状のまま売りたいと思う方には、古家付き土地・中古住宅の2つ方法があります。
この2つはいずれも土地と建物を同時に売却するという意味で、明確な境界はありません。
ただ、建物に価値が付くのは築20年が目安とされているので、20年以下であれば中古住宅、20年以上であれば古家付き土地として売りに出すことが多いです。
これらの方法は、解体をせず現状のまま売却するため、売却のための費用がかからずに済むメリットがあります。
また、土地に家が建っている状態だと住宅用地の軽減措置特例が適用され、固定資産税が軽減されるため、あまり焦って売却する必要もないのかもしれません。
建物を解体して更地にして売りたい場合には、買主が解体費用を負担せずに済むため、早く買主が見つかりやすいメリットがあると言われています。
更地にすると土地活用の幅が広がり、買主による土地の状態の確認もしやすくなるでしょう。
住宅を建てる場合、地盤調査をして地盤の状態を確認する必要があります。
年数の経った空き家の土地は、地盤が固く安定していることが多いので、買主に対して安心を得やすく、成約につながる可能性が高いです。
空き家を売りたい場合にも、費用や税金はかかります。
相続した空き家の場合、相続登記費用がかかります。
売却するためには、空き家の名義を自分の名義に変更する必要があり、その手続きにかかる費用です。
また、空き家を売却して利益が出た場合には、その利益に対し譲渡所得税がかかります。
譲渡所得は、空き家の所有期間により5年以下は短期譲渡所得、5年超は長期譲渡所得となり、それぞれ税率が異なります。
そのほかにかかってくるのが解体費用です。
空き家の解体費用は、建物によって異なってきますが、おおよそ1坪あたり3万円~6万円が相場です。
空き家を売りたい方にとっては、現状のまま売る場合と更地にして売る場合の双方について、それぞれのメリットがお分かりいただけたかと思います。
また、空き家であっても、売却時には費用や税金がかかります。
売却の際には、これらのメリットや費用を考慮のうえ、自分に合った方法を検討しましょう。
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