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決断したら何から始める？不動産売却の流れを解説
2022-03-09
◎相続や転勤、ライフスタイルの変化などのさまざまな理由で不動産の売却を考えているものの、何から手を付けていいか分からないという人は少なくありません。
売却にはいくつかの手順があるので、流れをしっかりと理解しておきましょう。
不動産売却の流れとは？売り出し前に重要なのは媒介契約
不動産売却は売り出し前、売り出し中、売り出し後の3つの段階を踏みます。
売り出し前は準備期間で情報収集から査定、媒介契約を、売り出し中は売却活動をおこないます。
売り出し後におこなうのは決済や引き渡し、確定申告などです。
準備期間である売り出し前に最初にやるべきことは情報収集です。
自身が所有している不動産についての情報は、登記済権利証や登記識別情報通知などで確認できます。
また、売却不動産の情報のほかに相場を把握しておくことも重要です。
相場はインターネットで調べることが可能ですが、同じエリアでも面積や土地の形、接している道路などによって価格が左右されるため、できる限り所有の不動産と類似したものをチェックしましょう。
また売却時期によっても変動するので注意が必要です。
ある程度情報収集ができたら次は仲介する不動産会社を探します。
複数の不動産会社にまとめて依頼する一括査定を利用すると、不動産の価格や不動産会社の対応を比較できるのでよく利用されるシステムです。
査定には簡易査定と訪問査定があり、より正確な価格を知るには実際の不動産をみてもらう訪問査定を依頼するとよいでしょう。
依頼から1週間ほどで査定結果が出るのでその情報をもとに、不動産会社を選び媒介契約を結びます。
契約時に査定価格の根拠を聞き、相場、売主側の要望を踏まえて売り出す価格を確定します。
さらに売却活動の方針、不動産会社への報酬額などもこの契約の中で定めるものです。
不動産の売り出しから売却完了までの流れとは
媒介契約を結んだら不動産会社が主導で売却活動をスタートさせます。
購入希望者が現れたら実際に不動産を見学する内覧に立ち会い、購入者が決まれば価格や引き渡し時期、そのほかの条件を交渉し売買契約を結ぶことになります。
契約時に不動産会社と協力し用意する書類は売買契約書、重要事項説明書、物件状況等報告書、設備表などです。
売主、買主、不動産会社や金融機関の担当者と決済の手続きを完了させた後、不動産の引き渡しをおこないます。
そして売却する不動産の所有権を移す手続きである登記が終われば不動産会社の役割は完了です。
最後に忘れてはいけないのは、不動産売却の利益にかかる税金を納める確定申告です。
税金を減額できたり、不動産売却による損失額を減らせたりする場合があるので忘れずにおこないましょう。
まとめ
不動産売却にはいくつもの段階を踏まなければいけませんが、ひとつひとつは難しくありません。
流れを理解し少しずつ売却に向けて進めましょう。
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