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不動産売却時に必要な境界確定って何？知っておくべきポイント
2022-03-20
高知市や南国市周辺で不動産売却を検討している人は、境界確定という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実際にはどのような意味を持つのかわからない人も多いですよね。
そこでこの記事では、境界確定についてポイントを解説していきます。
不動産売却時に筆界をはじめとする境界確定する理由
境界確定とは、隣人の土地との境界を明確にすることです。
これをすることで、隣人との土地トラブルを未然に防ぐ効力となるため、不動産売却前に必ずやらなければなりません。
具体的には、
●隣人との境界がわかりにくい
●地価が高い土地
●税金納付を物納でおこなう
上記の条件の場合は、土地家屋調査士による測量が必要です。
また、土地の境界には、
●筆界
●所有権界
の2種類あり、それぞれが異なる意味を持ちます。
筆界は、登記されている隣人との境界です。
法で決まっている境界のため、個人で勝手に動かすことはできません。
これに対して、所有権界は現在の状況を元にしたプライベートな境界のことです。
そのため、所有権界に従った生活をしていると、しばしば隣人との争いが起こる可能性も高まります。
また、筆界特定制度を利用すると、筆界の位置を公的に特定してもらえます。
不動産売却時に、隣人との境界確定がうまくいかない場合に利用してみてはいかがでしょうか。
不動産売却時の境界確定における測量図の種類と費用が知りたい
境界確定するには測量図が必要ですが、下記3つの種類があります。
●確定測量図
●地積測量図
●現況測量図
まず確定測量図とは、すでに境界確定が済んでいるものです。
不動産売却時には、確定測量図を元に取引がされ、所有者本人が所持するのが一般的です。
次に地積測量図とは、法務局に登録されている図面です。
図面が登録されていると、確定測量図の代わりを果たせるので有利です。
最後に現況測量図とは、その土地を測量した図のことで正確な調査は行われていません。
そのため、この3つのなかですと信ぴょう性が低い図面です。
また、境界確定のための測量にかかる費用は、条件によって差が見られます。
●官民査定あり
●官民査定なし
官民査定があると費用が倍近くになることを覚えておきましょう。
また、かかる時間は一般的に2～4か月で、難航する場合は1年以上かかる可能性も否めません。
そのため、余裕を持った不動産売却計画を立てましょう。
まとめ
境界確定とは、不動産売却前に隣人との土地の境界を明確にすることです。
不動産売却時に役立てるために、筆界や所有権界の意味、測量にかかる費用と時間を覚えておきましょう。
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